マーダーミステリーの世界へようこそ

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ペーパーヒーローズ -復活編-




未知のウイルス「デビッドウイルス」が猛威を振るい、人類が人口の1/3を失った202×年。

しかし、デビッドウイルスの脅威はそれだけにとどまらず、感染者の中に超能力を持つ若者が現れ始める。

車を軽々と持ち上げる者、100mを5秒台で走る者、圧倒的な回復力を持つ者……彼らの超能力は「ギフト」と呼ばれ警戒されていたが、ギフテッド(ギフトを持つ者の総称)の数は年々爆発的に増え続け、ギフテッドによる犯罪が社会問題になっていった。

政府は、ギフトを悪用するギフテッドを「ギルティス」と呼称し、対ギルティス組織「アルバトロス」の設立を宣言する。

アルバトロスは、希望者を募りテストを実施。合格した者に「ヒーローライセンス」を交付した。ヒーローライセンスを得た者は、アルバトロスに所属し、超法規的権限と厚遇が与えられる。

いつしか、ヒーローは憧れの職業となり、報酬が高い事もあいまって、希望者が後を絶たなくなっていったが、一方で、ライセンスを得て高い報酬を受け取りながら、全く活躍しないヒーローも増えていった。

そんな彼らは、スーパーヒーローの真逆の存在。免許を持ちながら運転をしないペーパードライバーよろしく「ペーパーヒーロー」と呼ばれるようになった。

この物語は、そんなちょっと頼りないペーパーヒーローたちの
奮闘と活躍(?)の物語である。

シナリオ/ゲームデザイン
かわぐちまさし

キャラクターデザイン
青木伴

ロゴデザイン
TANSAN

企画/制作
ディアシュピール株式会社

———— 公演情報 ————

公演店舗
トリックスター(大塚)

プレイ人数
8人

公演時間
約200分




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10人いるトップヒーロー「マイティ・ガン・ジャック」の実の兄。100人力の怪力ギフトを持つが、それだけでは強いギフトとは言えない。以前はドーム球場を持ち上げるほどの怪力を持っており、「ビリオンパワー」という名でトップヒーローの一人(No.3)だった。

トップヒーロー「マイティ・ガン・ジャック」の弟子で絶世の美女……しかし、これといった活躍が無いため人気はぱっとせず。物体をすり抜けることができる強力なギフトを持っているが、使うと服をすり抜け裸になってしまうため、まったく活かすことができていない。

攻撃してきた相手に自分が受けたダメージと同じ強さ、同じ箇所にダメージを与えるギフトを持つ。「無敵のギフト」と言われるものの、誰も手を出してこなくなったことで無力化。活躍が出来ていない。クールなイケメンでヒーローとして結構人気がある。

相手を魅了して操るギフトを持っているらしいが、本人は「危険なギフトなので使えない」と言う。ギフトは使わないが、身体能力が高く、ナイフの使い手でもある。最近は、「怪盗ミス・ラビット」の宿命のライバルとして人気が出つつある。

彼の血を浴びると60秒ほど動けなくなる。試験管に自身の血を入れて常備しているが、血を見ると貧血で倒れてしまうらしく、あまり使うところを見たことがない。真面目な性格で、ヒーローとして頑張りたいという意志はビンビン伝わってくる。

一度でも聞いた「声」なら忠実に真似ることができる。しかし、声以外の「音」を真似ることはできないようだ。端的に戦闘には不向きなギフトであり、活躍ができていない。ギャルホリックと気が合うようで仲が良い。みんなのマスコット的な存在。

ヒーローではなく、主に司法解剖を担当している監察医。医師としての腕は一流らしいが、医療行為を積極的にしたがらない。あまり愛想のある方ではないが、他の職員やヒーローとの関係に問題はないようだ。ギフトに興味があるようで、熱心に研究をしている。

ヒーローではなく事務員。俗に言う「地味メガネ」。普段はふにゃっとしているが、仕事には厳しい。有能であるため他の支部からの引き合いも多々あるようだが、転籍の意思はないようだ。見た目は地味だが、コミュニケーション能力が高く、敵を作らない性格。

「ザ・マーダーミステリー」へのこだわり

ディアシュピールがマーダーミステリー「王府百年」を日本に紹介してから3年以上が経ち、日本でも様々な作品が遊ばれるようになってきました。

ただ、その中で、独特の発展を遂げたマーダーミステリーは、若いジャンルゆえの不安定さと、様々なジャンルとの融合の末、王府百年の頃とは趣の違う作品が多々生まれたように感じます。

それ自体はとても良い事かと思いますが、結果、本来「マーダーミステリー」というジャンルが持つ「イメージ」や「期待」といったものが残り続けているなかで、昨今ではプレイヤーが期待しているものと、提供されている作品傾向とのギャップがしばしば起こっているように感じます。

当時、初めてマーダーミステリー(王府百年)を遊んだ方々の感動と興奮を多数、目の当たりにした我々は、ゲームやシナリオ、ギミックなど、楽しさをバージョンアップし、進化を探求する一方で、当時のマーダーミステリーが既に備えていたジャンルとして完成されたパワーを信じ、正しく踏襲することで、誰のイメージも損ねることのない「これぞマーダーミステリー」「ザ・マーダーミステリー」を目指して制作を続けています。

願わくば、この作品もみなさんのイメージする「マーダーミステリー」と乖離なく、楽しく遊んでいただければ嬉しいです。




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