2020年12月07日
ディアシュピール
&トリックスター
ディスクローザー
こんにちは!
多分はじめましての方の方が多いでしょうか。
ディアシュピール、およびトリックスターにてディスクローザー(DC)を務めております、TOMOと申します。
推しシナリオは『業火館殺人事件』、推しキャラは「寺岡倫浩」です!
主催のかんちょーからこのアドベントカレンダーの執筆依頼を頂き、気軽に「書きますよ~!」とお返事したのですが、その後メンバーを知ったらば、なんともそうそうたる顔ぶれの中に放り込まれていることを知り……。
今、青ざめながらこれを打っています。
ひぇぇぇ。
1年少々ほどDCをやらせていただいてはおりますが、自分は業界のことなどは全然わかっていないドドド素人です。
読んでくださっている皆さんにとって価値のある文章を書ける自信はちっともありません……。
ですが、マーダーミステリーの楽しさと可能性へ期待を寄せる心、そして遊びにきてくださるプレイヤーさんへの愛を胸に、ちょこっとだけお話させていただきたいと思います。
拙文ですがお付き合いくださいませ。
私のマーダーミステリーとの出会いは、ちょうど2年前。2018年の12月のことです。
アドベントカレンダーの初日、12月1日の記事をかかれた天藍蒼穹さんGMによる『ミスカトニック大学に潜む者』でした。
与えられたシナリオを元に、会話だけで物語の登場人物となり、その世界に入っていくプレイ感覚……。TRPG、ゲームブック、謎解き、脱出ゲーム、参加型アトラクション…これまでさまざまな遊びを体験してきましたが、今まで遊んだどのゲームにも似ているようでいて違う……初めての体験と衝撃に大感動!
しかし、当時は“マーダーミステリー”というものを調べても、国内ではちっとも詳しいことを知ることはできず。語り合うことができる人なんてもちろん、いなくてツイッターは壁打ち状態に……。蒼穹さんがあれこれ補足してくださって、憧れを深めていったのを覚えています。
それが、今やこの盛り上がり!
たくさんの人たちが遊び、新しい作品もどんどん増えていて……たった2年で、こんなにも変わるんだなあとしみじみ実感しています。
まだまだ、さまざまに変化しながら発展していくであろうマーダーミステリーの今後に、ワクワクします。
さて、しかしながら。
実は私、上記のようにものすご~く感銘を受けたものの「プレイヤーとして自分はドヘタで、遊ぶとメンバーに迷惑をかける」と長らく思っていました。「プレイヤーとして遊ぶのが下手で迷惑をかけたくない、でもマーダーミステリーが好き。ならGMをやろう!」というのがDCを志願した一因であったりしたぐらいです。
でも、DCとしてたくさんの公演を見て、さまざまなプレイヤーさんを見るうち、気持ちが変わってきました。
マーダーミステリーには、楽しめるかどうか? という適性や相性はあるけれど、「マダミスが下手」ってないんじゃないかな? って。
もし、楽しいけど自分は下手だ……と思ってるプレイヤーさんがいるとしたら、それは“マダミス”が下手なわけではなく、“交渉が苦手”とか“嘘をつくのが下手”とか、そういう部分的なことじゃないでしょうか。
もちろん、できることが多ければ、得意なことが多ければ、行動の選択肢が多く、豊かに遊ぶことができるかもしれません。そういう意味で“上手”な人はいるなあって思います。でも、“上手”でなければ“下手”ではない。何もかもすべてができる人はいませんし、同時に、何もかもすべてができない人だっていないのですから。
自分は下手だなあ、って思ってる人は、自分の持ち味をまだ知らないだけなのです。
マーダーミステリーは、同じシナリオでもそこに集まった人たちの性質によってガラリと姿が変わる遊びです。プレイングに完全な“正解”はありません。
ものすごく能力のあるプレイヤーがどんなに頑張ってもままならないこともあれば、逆に、全然自信なさげに呟かれたほんの一言の気づきが形勢を変えてしまうことだってある。似たような状況下でも、メンバーによって打開策はまったく違ったりもする。定石なんて存在しない……そして、さまざまな個性を受け入れて変化もする。不条理であり、同時にたいへんに懐の広さを持った遊びです。
だから、大切なのは自分の個性をよく理解すること、そして、それを生かすムーブを知ること。
もし、好きだけど下手だし…とか、気になってるけど迷惑かけるかも…なんて、かつての私のように二の足を踏んでいる方、いらっしゃったら、どうぞ遠慮なさらないでください。あなたがどんなときに輝くのか、まずは自分で自分を知るために、ぜひぜひたくさん遊びましょう!
そして、その手助けにするために、私は遊びにきてくださったプレイヤーさんが、どんなに素敵なモノを持っているのか、たくさんたくさん褒めたい! と思っています。まだまだ未熟なので、マスタリングに精いっぱいで全てのプレイヤーさんをきちんと見てあげられないことも多いのですが……。
どの公演でも、各プレイヤーさんには「あ、ここ輝いてるな」って場面が必ずあります。そんな瞬間を見逃さずにばっちりとらえて、お伝えできるようにしていきたい所存です。
私はマダミスを愛するプレイヤーの皆さんの大ファンであり、誰もが持つオンリーワンなプレイングを、楽しみにしています。
あなたが思いっきり活躍できるように、そして遠慮なく楽しむことができるように、たくさんお手伝いできるよう頑張りますので、ぜひぜひ遊びにいらしてくださいね!
(だいたい日曜日にいる)TOMOより